2013-02-28 第183回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第2号
○参考人(杉下恒夫君) 済みません、度々ちょっと。 タイドといいましても、つまり、いわゆるLDCアンタイドみたいな、途上国にはオープンにして、相手国にはオープンにしておいて、日本企業のタイド。つまり、今の日本の援助というのは、大きく中国や韓国やアメリカ、ブラジル、そういう国々に落とされて落札されている状況の中で、やはり当然相手国の企業にはオープンにし、つまりこれはアンタイドで、そして我々の企業のタイド
○参考人(杉下恒夫君) 済みません、度々ちょっと。 タイドといいましても、つまり、いわゆるLDCアンタイドみたいな、途上国にはオープンにして、相手国にはオープンにしておいて、日本企業のタイド。つまり、今の日本の援助というのは、大きく中国や韓国やアメリカ、ブラジル、そういう国々に落とされて落札されている状況の中で、やはり当然相手国の企業にはオープンにし、つまりこれはアンタイドで、そして我々の企業のタイド
○参考人(杉下恒夫君) 済みません、言葉が足りなくて先生の誤解を生んでしまったようでございます。 日本の援助というのは、もちろん日本のためになっていいと思うんですが、ただ、アフリカ諸国、又は日本、まあ中国を代表していますが、韓国なんかもそうだと思いますが、やはり自国の利益だけ、つまりすべてを剥がしていってしまうような援助、労働力も御承知のとおり、アフリカへ中国人を連れてきて自分たちで全部やっていってしまう
○参考人(杉下恒夫君) 山谷委員長、委員の皆様、今日は委員会にお招きいただきまして、どうもありがとうございます。所定の時間内で私の意見を述べさせていただきたいと思います。 私は、長いこと生きておりますせいか、たくさん、ジャーナリスト、新聞記者、大学教授、いろんな職業を経験しておりますが、ほとんど社会人としての三分の二ぐらいはODA、開発協力の問題をずっと専門に扱って、取材又は執筆又は研究してまいりました
○参考人(杉下恒夫君) 私は、ソフトランディングということともう一つ、たしか私の記憶では去年のARFの場で小泉総理が対中援助の打切り又は減少を伝えたとき、日本の外務省がそのときの記者発表でその部分を言わなかったというのが後から問題になって公表された部分でございますが、温家宝首相が怒ったという話でございますね、これは非常に私は日本のODAにとっては有り難いことだと思うんです。 つまり、タイなどのタクシン
○参考人(杉下恒夫君) 先日聞いたんですけれども、外務省に対して対中援助に対する抗議の電話というのが今年に入って極端に減っちゃったと。去年の暮れはすごい電話が来ていたのがほとんど掛かってこなくなった、ほとんどということはないんで、非常に減ったということを聞きました。 これはどういうことかと申し上げますと、恐らく日本の国民の世論として、また国民の認識としても、対中援助はもう終わるんだという方向性というものがもう
○参考人(杉下恒夫君) 御紹介にあずかりました杉下でございます。 今日は、参議院決算委員会にお招きいただきまして、どうもありがとうございます。 私は、今日、お手元にいろんな思い付いたことを書いて御提出させていただいたんですが、十五分という時間の中でとてもしゃべれることではございませんので、最初のこのいただいた十五分では過去の半世紀の日本のODAの功罪というかを簡単にレビューして、それから、全く新
○参考人(杉下恒夫君) それでは、ちょっと最初にそれについても私の考えを述べさせていただきます。 アンタイド、タイドの話なんですが、私はやはりアンタイ化という問題についてここまでする必要があるのかどうかとちょっと疑問を感じている方です。特に、ODAの場合、国民参加型援助といった場合に民間企業の協力というのは非常に大きな部分がございまして、例えばプロジェクトのファインディング、何か見つけるとき、これまで
○参考人(杉下恒夫君) 委員長、最初にちょっとアンタイドの話についても触れてよろしいでしょうか。下村先生に対する質問が脇先生からあったのですが、ひもつき援助の話がちょっと出たんですが、それについてもお答えしてよろしいでしょうか。
○参考人(杉下恒夫君) 委員長、きょうはお招きいただきましてありがとうございます。 私は、毎度こういうところで呼んでいただくたびに何年間ODAを専門にやっている珍しい記者ですと自己紹介しておるんですが、今回はついに十年にわたり経済協力というものを、だけでもないんですが、専門に書いている記者と自己紹介するようになりました。 そんな中で、最近のODAの現状というものをずっと長いこと見ておりまして、非常
○参考人(杉下恒夫君) これは馳先生の質問じゃないんですが、ミャンマーの話は、さっき言ったODA外交という意味でも私は今回再開したのはいいと考えていまして、中国なんかの進出を防ぐ意味でも早目に再開してほしかったので、手続は知りませんが、結果は非常にいいと思って受けとめております。 それで、先生の御質問なんですが、まずODA大綱についての二国間関係重視という問題でございます。これはどういう意味かと申
○参考人(杉下恒夫君) 私もおおむね山本先生と同じ意見なんです。 まず、このODAというものは日本語で訳すと政府開発援助とか経済協力といいますが、現実に私はODAというのはいわゆる純粋な政治行為だと考えているわけです。ですから、当然ODAには政治が絡んでくる、外交ということも絡んできて、いろんな駆け引きといったものが絡むのがODAであって、単なる相手国の経済向上だけが目的じゃなくて、それ以上に政治
○参考人(杉下恒夫君) 杉下でございます。 私はふだん余り早く起きないんですが、けさ早くうちを出たら女房が何しに行くんだと言うので、国会の参考人だと言ったら、何か悪いことをしたんじゃないかと言われました。私は少しでもきょうお役に立てればと思っております。 私、ここの席に呼んでいただくのは二度目になるんですが、ちょっと簡単に自己紹介をさせていただきますと、八九年に海外駐在から帰ってまいりましてからほぼ
○参考人(杉下恒夫君) ああそうですか、報告ですか。失礼しました、国会提出ですね。 そこで、ともかく国会のスクリーニングを受けるという点に、どうもひっかかりがあるわけです。さっき申し上げたような外交的な手段、または国会のスクリーニングを受けることによって細部にわたる問題の討議ということがなされるようになってきた場合、円滑な執行ができるかどうかという、またAIDとアメリカの援助基本法の二の舞になるんじゃないかという
○参考人(杉下恒夫君) それでは、最初の援助基本法の話からさせていただきます。 中西先生おっしゃるとおり、ODA大綱のコピーライトは四会派ドラフトにある、おっしゃるとおりじゃないかと。非常に似ておりまして、ただ、皆頭のいい人たちが英知を集めれば大体この辺に行くのかなということもあるんですが、おっしゃるとおり非常に似ている。しかも、確かにこの法案の方が先に出たという事実は私もよく認識しております。
○参考人(杉下恒夫君) 御紹介にあずかりました杉下でございます。 私は今でも毎日取材を続けて原稿を書いておりますいわば現役の記者でございまして、どちらかというと先生方にお話を聞かせていただきたいと思う立場でございますが、せっかくきょうこういう機会を与えていただきましたので、私が日ごろ開発ジャーナリストとして日本のODAについて感じていることを幾つか率直にお話しさせていただきたいと思います。 最初